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みかえる
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むかし、MLB中継のアナウンサーがあまりに無知なので
NHKにメールで苦情を送ってやったら、
しばらくして「おたく、BSをごらんになってますよね」と集金人が来た。
もちろん「見てない!あのアンテナは電気屋が勝手につけた!」
で押し通して払わなかった。
まぁ、わしほどNHK・BSを見てる奴もいないとは思うが。。
(あ!これも「集金」に利用される?
そういうときはボケのフリさせたら近畿ブロック1位のオヤジに応対させるわ)
■ひさびさ テレビ映画主義(NHK・BS不払記念)
ずうっとBSでやってる成瀬巳喜男特集にはまっている。
小津とはまったく違った目線と、庶民のリアルな風俗描写、
そして巧妙なストーリー展開力に、ため息つきっぱなしである。
音楽の使いかたがまた非常にセンスがよくて、驚くばかり。
作品的にはやはり「おかあさん」「めし」「浮雲」「乱れる」「乱れ雲」。。
これらのきらめく代表作の完成度の高さには、
心を揺さぶられっぱなし。
超メロドラマ「乱れる」なんてもう、切なくて切なくて。。
高峰秀子の恐るべき演技力の前に、言葉もありまへん。
ラストシーン直前の2分ほどには戦慄すら覚えるほど。
現代の世相ではあり得ない「静謐なエロス」がそこにはあります。
かと思えば、田中絹代の「おかあさん」の、
庶民の貧困(それが当時では当たり前だとはいえ)が題材なのに、
コミカルですらある、日常描写タッチの素晴らしさ。いきいきとした楽しさ。
それもまた「日常のきらめき」成瀬の真骨頂。
(ラストシーンの娘役・香川京子のナレーション
「大好きなお母さん、幸せですか。私はそれが心配です」
がいつまでも耳に残る)
そして。
遺作のカラー作品(やっぱりフィルムはAGFA)「乱れ雲」の司葉子!
そらヒロインとしての演技力では原節子やら高峰秀子にかなわないが、
この作品での司葉子の輝きには、言葉も出ない。
「昔の映画」を見てるなんてことを忘れるほど。
「このとき」の司葉子が今の映画やテレビに現れたら、
すべてのエセ女優やエセ女性タレントは吹き飛ぶであろう。
十和田湖に浮かぶ、彼女の後姿。。あぁ。

それにしても、
テレビに出てくるタレントの名前は一人もわからないのに、
毎日毎日、加藤大助や杉村春子(どの映画にも出てくる!)を見ているのは、
なんだかかんだかである。
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